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サムネイル画像 前列左:天使のオーケストラ チェロ 前列中央:歌集とフルートを持つ天使 前列右:天使のオーケストラ ファゴット 後列:天使のオーケストラ グランドピアノ オープン
5月、6月は、ドイツの観光すべきベストシーズンです。
緯度は日本より高いため、冬の寒さはとても厳しいですが、この時期はとても涼しく過ごしやすいそうです。
さすが偉大な音楽家が多数誕生しているドイツ。この過ごしやすい時期には様々な場所で音楽祭が催されます。
ヴェントアンドキューンのあるザクセン州でも、大きな音楽祭があります。
州都でもあるドレスデンでは、5月18日から6月18日までの期間、音楽祭が開催されています。
1978年から始まり、もう40年以上行われています。古都と言われるようなヨーロッパの古い街並み、まるでおとぎ話の中にいるかのような雰囲気の街全体がクラシック音楽で溢れます。
左から 天使のオーケストラ ビオラ (座) / 天使のオーケストラバイオリン / 天使のオーケストラ チェロ / 天使のオーケストラ コントラバス
もう一つ、もっと歴史の古い、ザクセン州の音楽祭。ライプツィヒの街で行われる、ライプツィヒ・バッハ音楽祭をご紹介したいと思います。
バッハと言えば、音楽の父。バロック音楽といえばバッハというほど、小学校でも、中学校でもその名前を学びましたので、多くの方の記憶に刻まれた音楽家だと思います。
1685年、ドイツのテューリンゲン州アイゼナハで音楽一家の元に誕生したバッハ。18歳にはバイオリニストとして宮廷楽団に入りますが、すぐにアルンシュタットの新教会のオルガニストになります。
1723年ザクセン州ライプツィヒの聖トーマス教会のカントル(教会音楽の指導者)に就任。ライプツィヒの音楽監督にまで上り詰め、1750年になくなるまで、その地位にいたということです。
そう。ライプツィヒの聖トーマス教会のカントルに就任して、今年は300周年にあたります。ですので、盛大な音楽祭が開催されるとのことなのです。
期間は6月8日から18日まで。コンサートホール(ゲヴァントハウス)、教会、大学、レストランなどの様々な場所で、オーケストラ、オルガン、合唱、声楽など多様なコンサートが開催されます。
多くの名曲を後世に残しているバッハですが、バッハが作曲した曲の中で、お好きな曲はありますか?
誰もが一度は聞いたことのある曲で、私が一番に浮かんだのは「トッカータとフーガ ニ短調」。他にも「G線上のアリア」など思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
私は個人的に「小フーガト短調」が好きです。
重厚なパイプオルガンの音色と、バロック音楽の調和は、ライプツィヒの荘厳な街並みと相まって、特別な時間を与えてくれそうです。