お正月

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*画像はイメージです


いつもご覧いただきありがとうございます。

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

先日の大地震により被災された皆様に、スタッフ一同心よりお見舞い申し上げます。


ドイツではクリスマスが1年の中で一番大きな行事ではありますが、年末年始の過ごし方も、また大事にされています。

クリスマスは家族と過ごし、大晦日は友人たちとカウントダウンを楽しむ方が多いそうです。

大晦日には「Bleigießen(ブライギーセン)」という、日本で言うおみくじのようなもので1年を占います。

鉛をスプーンの上に乗せ、火で炙って溶かし、冷たい水の中に注ぎ入れ冷やし固めます。その固まった鉛の形で運勢を占うというものです。現在は健康面が考慮され、鉛ではないもの(蝋や錫など)が販売されています。

形と意味 一例

木:あなたの願いは叶います。

蜂:結婚が近いです。

天使:その人は年をとり、平和に暮らせます。

手:忠誠と友情があなたの伴侶です。

バスケット: 恋愛運が好調です。


そしてお正月を迎える12時ちょうどに、友人たちとスパークリングワインで乾杯して新年を祝うことが多く、打ち上げ花火が上がるなど、どちらかというとワイワイと派手にお祝いをするようです。


日本では街も商店が休みになるなど、どちらかというと静かにお正月を過ごしますね。遠方の家族も集まり、それぞれの家でそれぞれのお正月が迎えられています。


私が育った家では、毎年お正月にはお花を生けて床の間に飾っていました。

私は華道を習っていたわけでありませんので、それは本当に素人がただ剣山に花を挿しているだけのものではあったのですが、見よう見まねでお正月用のお花を生けることは好きでした。


いつも用意されたお花をあればあるだけ挿していましたが、ある年のスイセンの黄色がとてもきれいに感じて、それだけを飾ってみたい気持ちになりました。

スイセンを数本だけ挿した花器は、いつも置く床の間ではなく玄関に飾られました。

床の間には母が生けた立派な花。

大きな器の中の数本の花に母は満足してはいなかったようですが、私にはどこか誇らしさがありました。


私はお正月になると、あの鮮やかな黄色を思い出します。


1月11日は鏡開き。

お正月にも食べたお雑煮をもう一度作り、今年の健康を願いたいと思います。


皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。

お正月

2020年12月30日 (2020年12月30日最終更新)

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