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サムネイル画像 中央:木製人形 小枝で休む鳥
ドイツ国民にとって、イースターは特別な日です。クリスマスより特別と感じる人もいるくらいな大事な祝日です。
州によって祝日に違いがあるのですが、イースターはドイツ全土で共通の祝日になっています。
イースター(復活祭)とは、十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが、3日後に復活したことを祝うお祭りです。
「春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日」で、今年は4月9日がイースターです。
ドイツでは、前後の金曜日、月曜日も祝日になっているため、イースター前後は連休になっています。
日本ではあまり馴染みがない日ではありますが、イースターと言えば何となくカラフルな卵が思い浮かびませんか?
イースターエッグと言って、イースターの日、この卵はなくてはならないものです。
エッグハントと言って、イースターの日曜日、部屋中や庭に隠されたこの卵を探し出すという遊びがあります。
ドイツでは古くから行われ(ドイツが起源)、17世紀ころからは、この卵を隠したのはウサギだと言われるようになり、ウサギ(イースターバニー)もまたイースターには欠かせない動物になりました。
左:木製人形 小鳥と話す天使 右:木製人形 赤ちゃんウサギ
他にも、卵転がし、卵たたき、卵運び(スプーンレース)など、卵を使った遊びが楽しまれているそうです。
またイースターツリーと言って、カラフルなイースターエッグを飾り付けるというツリーもあります。
もちろん、イースターの日に食べるものも、卵料理が定番であるということです。
なぜ卵なのかというと、卵の殻を破って生まれてくる鳥の姿が、埋葬された岩穴からキリストが出て復活したことをイメージさせるから。
復活、蘇りの象徴なのですね。
そんな復活、復興を願って、我が家でも今夜は食卓に卵料理を一品足したいと思います。