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サムネイル画像 : 左 ゴールドエディション ト音記号を持つ天使 右 ゴールドエディション 読み聞かせる天使
日が段々と短くなり、涼しい夜には虫の音も心地良くなりましたね。
長くなってきた夜、皆様は何をして過ごしていらっしゃいますか?
私は読書をして過ごすことが多いです。
本棚に並ぶ、過去何度も読み返した本を手に取ってページをめくり、今の気分に合ったものを探します。本腰を入れて読み始めるのですが、半分も読み終わらないうちについウトウトとしてしまい、結局そのまま眠りについてしまうことがしばしばあります。
一冊読み始めてもなかなか読み進められないのですが、それもまた私の癒しの時間です。
私は好きな作家の作品を何度も読み返します。本棚数段分。それが私の幸せな空間です。
皆様のお勧めの一冊はありますか?
ドイツの友人に、読書について尋ねてみました。
ドイツも、秋や冬に読書をする文化があるそうです。
そんな文化があると聞いただけで、家族で暖炉を囲み、ソファーや揺り椅子に腰かけ、思い思いの本を読む姿が浮かんできました。
その様に穏やかに流れる時間を想像すると、私も何だか温かな気持ちになります。
私はドイツ人作家というと、若いころに読んだゲーテやヘッセを思い浮かべます。
それらの作品を、ドイツ人なら誰もが読んでいるのではないかという、ある種の偏見がありました。
友人の話では、気軽に読むには難しく、誰もが読むものというよりは、文学として学ぶものなのだそうです。
私も日本の文学作品を、好きで読んでいたというより、国語の時間に学んだというものの方が多かったですし、同じような感覚なのかと納得しました。
では、ドイツ人に一番読まれた作品、誰もが知っている作品はなんだと思いますか?
友人が教えてくれたのは、「ネバーエンディングストーリー」ではないかとのことでした。
なんて懐かしい。私も小学生の時に夢中になって観ていた映画の原作、ドイツ人作家ミヒャエル・エンデの作品です。
そのころ、空想と言えばどちらかというと現実に近い、リアリティのある想像をしていましたが、あの作品を見て、夢の中にいるような無限に広がるファンタジーを頭に思い浮かべることを楽しむようになりました。
また、童話集になりますが、グリム童話は誰もが知っているものかもしれませんね。
※画像はイメージです。
シンデレラ、赤ずきん、白雪姫。他にもたくさん、子どもだった私は親や先生に読んでもらい、私が大人になってからも子どもたちに何度も読んで聞かせました。日本のおとぎ話と同じくらい、何も見なくても話せる話があります。
本の話をしていたら、あれもこれもと読みたい本が思い浮かんできました。
まだ読みかけの本があるのですが、今日は少し寄り道をして、ファンタジー小説を読みたいなと思っています。