キャンドルに込めた願い

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サムネイル画像 左:キャンドルを持つ天使 中央: キャンドルを運ぶ天使 右:ベルとキャンドルを持つ天使


炎暑の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。暦の上では明日から秋になります。この暑さが少しずつでも和らいでくれたら良いなと思います。それでもまだまだ暑い日が続きますので、皆様くれぐれもご自愛くださいませ。

 

夏は、海や山などで過ごすレジャーが楽しみな季節ですね。

海水浴やプール、またはキャンプをしに山や川などに行かれた方も多いかもしれません。

私は少しレジャー気分になるのですが、 朝早くに行う地域でのラジオ体操も、この時期ならではのように感じます。


ドイツの方はアウトドアが大好きで、天気の良い日は自然の中で過ごすことが当たり前なのだそうです。

街中でもキャンピングカーやトレーラーなどをよく見かけます。でもだからと言って特別な行事ではなく、日常の中の一コマ。

普段使いの食器を持ってバーベキューをして、友人たちと過ごすときもあれば、大切な家族と過ごすときもあります。

ゆったりとした時間を自然の中で過ごすことを、何気ない生活の一部と捉えられるなんて素敵ですね。


学生時代には課外授業でキャンプに行かれた方もいらっしゃると思います。私は学生時代に、林間学校へ行きました。

そういった課外授業では、 飯ごう炊さんをして、少し硬い人参の入ったカレーを食べたり、薪を組んで大きなキャンプファイヤーをしたり、学生時代ならではの集団行動を体験できる機会であったと思います。

キャンプファイヤーは火の神が登場して点火をする、みんなで歌って踊るというような、どこか儀式めいたものを感じますが、火を囲みながら親睦を深めていくことが本来の目的ということです。

フォークダンスやマイムマイムといえばキャンプファイヤーのダンスの定番ですし、「燃えろよ燃えろ」や「今日の日はさようなら」なども歌った記憶があります。確かに、そうした一連のスタンツをみんなで楽しむと、友人たちとの距離がぐっと近づいたことを思い出します。

 

私の中学時代の林間学校ではキャンプファイヤーはなかったのですが、最終日の夜に、宿泊先のホールのような、真っ暗で静かな空間に演出された広間で、キャンドルファイヤーをしました。

左:ゴールドクラウンの天使 贈り物    右:ゴールドクラウンの天使 キャンドル


直前まで、ステージのある宴会場で、生徒が主体となり各クラス出し物をしました。創作の芝居をしたクラス、先生たちのものまねをしたクラス、クイズを出したクラス……。大いに笑い、盛り上がりました。友人の新たな一面を見られたり、緊張から解放されたり、様々な感情のまま移動した先は、先生たちの作り上げた、とても厳かな空間でした。みんな一様に真剣な表情へと変わります。

一つずつキャンドルを持ち、私たちは一人ひとり決意表明という形で、自分への誓いを立てていきました。

あの夜の、自分の口にした言葉は今でも覚えています。

 

「自分に嘘はつかない」

 

友人たちは部活での結果や、学業での成果について語り、目に見える形で誓いを実現させていきました。

私は今でもまだそのままそこに立ち止まっている気がします。

 

あの頃描いた将来の自分。自分に嘘をつかずに生きていきたいと願った気持ちは、どれだけ叶えられているのでしょうか。

諦めていくことを大人になっていくことだと思っていた時もあります。

しかし、まだ子供だったころの自分の思いを叶えられるのもまた、大人になった今だからできることですし、自分にしかできないことでもありますね。

 

今、目の前のキャンドルに、大人になった皆様は、何を誓いますか?

キャンドルに込めた願い

2020年12月30日 (2020年12月30日最終更新)

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